dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

グレン・ミラー物語

私は、映画が大好きです。特に、ノンフィクション、人間味のある感情を揺さぶるリアルなものが。大好きな映画の一つがグレン・ミラー物語です。

ボールルームダンスでも「in the mood 」「moonlight serenade」「over the rainbow」「茶色の小瓶」など沢山の曲を使います。とてもロマンチックで元気になる曲ばかり。

 

グレンの生き方とそれを見守る妻ヘレンの懐の広さは感動するし、理想の関係。本当は、妻になるヘレンは別の男性との結婚を考えていたのです。グレンは、突然連絡して、自分のタイミング、都合だけで強引に今からここに来てと待ち合わせ場所を伝え、じゃあねと電話を切ったり、一方的に夢を語っては、いなくなるのです。夜中に家の前で名前を呼んで起こしたり、突然会わせたい人がいると両親に結婚相手として紹介したり。ヘレンはビックリしてばかり、こんなつもりじゃなかったのにといった感じ。相手の女性のことなど考えてない自己中なのですが憎めない。当時、収入も不安定な音楽家と結婚など考えていなかったヘレンは、いつもどうしてこんなに強引なのかしらと思ってはいるのですが、彼のペースに巻き込まれ、乗っかり、気づいたら結婚しているという状態になるのです。その二人のバランスの良さが大好き。結婚してからは、ヘレンがグレンの夢を全面的に応援し、時にはへそくりを捻出して演奏が出来るようにしたこともありました。アメリカ軍を応援する曲を戦地で演奏する彼に理解を示し、二人は離れていてもわかりあっていることが映画ではよく表現されています。グレンのやりたいことを理解して見守る。なかなか難しいことだと思います。つい、口出ししたり心配で反対したり、一緒にいようとしたりしてしまいがちですから。見守る、やりたいことを思う存分やり遂げる、二人の生き方それぞれが勉強になり、考えさせられ、人生観を変えた映画です。

 

彼の曲がボールルームダンスに使われなければこの映画は見なかったかもしれません。出会いに感謝です。