dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

脳腫瘍

弟が6年前に脳腫瘍の診断を受けました。

その時、彼は21歳。

大学生でした。

 

母の抗がん剤治療中で

私は実家に帰省していて

母と同じ部屋に寝ていました。

その部屋の2階でガタガタと何かが揺れる音が

数分続いて···

弟の部屋に行ったら

てんかん発作が起きていたのです。

除脳硬直という教科書通りの形。

口から泡を吹いていて

意識がなくて

握った手が外に向いてた。

 

看護師として患者を見るのと

家族を見るのは違います。

ビックリして、ただ事ではないと思って

何も出来ませんでした。

その後すぐに意識が戻り

弟は何も覚えいなくて

ボーッとしていました。

 

当時、弟は大学で論文を書いていて

実験に忙しく病院に行くことを勧めても

実験があるから行けない、

自分はそんなに悪いのか?といった反応で

不安にさせてもいけないし

でも急いで病院に行きたいしと

焦ったのを覚えています。

母の病気と弟の病気が重なって

どうなるのか不安でしたが

一つ一つ目の前のことをこなすように

していました。

 

弟は真面目で

コツコツ型で

やるべきことを淡々とするタイプです。

 

20代の時の私が同じ状態だったら

とても耐えられてないなって思います。

 

いつ発作が起きるか解らない。

自転車に乗っていて

突然倒れたこともあったし(今は乗ることはないけれど)、運転免許は返納だし、

検査や薬代が高かったし(今は自立支援医療受給者で限度額があり、とても助かっています)

手術や放射線療法などを行いながら

大学を卒業しています。

 

これはなかなか出来ない。

病院の看護師さんにも言われました。

褒められて弟は嬉しそうでした。

 

誰かが見ていてくれるというのは

とても心強い。

あんな看護師、良いなと思いました。

 

弟は小さい頃から偏食で

小麦ばかり食べて育っています。

パンとうどん···

これ、関係してる気がしてたまらない。

てんかんと食事の論文は沢山出てる。

でも

弟は今の食生活を変えられない。

毎日、沢山のお薬を飲んでいます。

腸内環境も悪くなっちゃうな···

 

9歳の時に交通事故で車に跳ねられて

当時は骨折だけだったけど

脳神経が増えるときに

何らかのエラーがあったのかもと

医師は言っていました。

 

弟は頑張っています。

私も頑張らないと。

 

弟のような病気とその家族に

何か出来ることがあればしたいな。

どうやって乗り越えていくか

どうやって付き合っていくか

どの病気も嘆いていたって仕方ない。

先のことを考えすぎず

再評価(認知行動療法)する

感情と考えと行動を分けて考える

使えるのです。

 

どの知識も

色んなとこで使えるのです。

家族のことだと難しいときもあるけれど

やはり

勉強は大事。

 

もっともっと勉強します。