dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

幼少期にレッスンを受けていたピアノの先生に「貴方は絶対音感があるから、絶対ピアノを止めないで」と言われたことがあります。私は、練習が嫌いで、嫌いで、自分で感じたようになかなか指が動かずに、できる気がせずに挫折してしまい、結局、高校を卒業するのと同時にピアノも辞めてしまいました。

でも、音楽が大好きな気持ちは変わりませんし、ピアノの温もり、優しい音はいまでも癒しです。

 

ピアノは辞めてしまったけれど、全身で音を表現するダンスは生きている間はずっと続けます。全身で表現できるということが自分の中でしっくりきたのです。しかも練習が大好き。深部感覚を鍛えるのには抵抗がないのです。

 

ノーマルな音を刻む人に違和感はありません。音に合っていると思っている人のほとんどがずれていると感じることが多いです。ビデオなどに自分の動きを映してみるとよく解ると思います。音を聴いて自分の身体を動かしていてはズレが生じるのは当たり前。音と自分の身体を合わせるには、動くタイミングがほんの少し早い必要があるのです。それを解っている人が少なすぎます。解っていない人は、解っている人の音がずれていると感じてしまうのがもっと問題だったりします。

 

師匠は、ワルツの曲でスローが踊れるし、同じワルツでも変則で踊り、そのリズムがサラサラと曲にマッチしてとても心地よい。変則で踊っているからといってデタラメに音を取っている訳ではないのです。拍子の区切りを変えたり音を詰め込みステップの数を調整したり。解っているからこそ崩す楽しさがあります。

曲がかかっていなくても自分の身体で音を生み出すことも可能です。音楽が無ければ踊れないということはありません。

 

身体で音を生み出す。音を刻む。音に乗せる。いろんな表現技術があるのです。