dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

継続することの大切さ

私にレッスンを8年受けている生徒さんの技術が格段に向上しました。

こつこつ続けるということがとても大切だということを

実感しています。

 

ダンスの上達は早く出来るものではなく

時間がかかるものです。

 

若くて、スタイルが良いという理由で競技の成績が良い人もいます。

でも、中身がない。

技術も人生経験も足りない状態で好成績を収めると

練習したり、自分を磨くということがないので

感動を与えるダンスは踊れません。

 

九州はダンス人口がとても少ないので、

プロになったら皆競技でA級になっています。

皆が九州チャンピョンという肩書を持っている。

お金が流れているのかと思うくらい。

いつだったか、自分にレッスンを受けている選手に

競技会の成績で良い点数をつけるという教師がいました。

こんな腐ったところでは踊れない。

そう思って私は師匠のところに行きました。

 

本当に上手くなりたかったからです。

本物に近づきたかった。

人を感動させることが私の目標です。

私の人生です。

 

私は師匠に会って、もっと早くに師匠のところに来ていたら

私のダンス人生はもっと違った展開があったかもしれないと思うことがありました。

でも、今は、この経過を辿って良かったと思えています。

 

苦労をせずに評価された人は、

出来ない時期がないので、

どうしてこういう構造になっているか、出来ない人のどこを修正したら出来るようになるかということが

解らないと思うのです。

経験がないから。

 

出来なかった時期というのは

とても大事なように思います。

 

何度も出来たと思っては

ダメ出しをされ、

まだまだ、完成には遠いと自覚させられ、

もっともっと上には上がいる、

本物の技術はこんなもんじゃないということを

刷り込まれる。

 

この積み重ねがダンサーの魅力。

 

努力の量、失敗の量、経験の量、考える習慣の量、問題解決のための思考の量・・・

たくさんのことが積み重なって

その人のダンスが出来上がります。

 

ダンスは、自分が技術を確立出来て

初めてカップルで作品を生み出すことが出来ます。

 

自分が自分の仕事をきっちり出来るということが前提です。

 

1人のダンスがお相手と踊ることで、

素晴らしい化学反応を生む。

 

お相手によって、生み出されるダンスが変化する。

とても面白いのです。

 

自分が技術を確立出来ていれば、誰とでも踊れる。

誰とでも美しく踊れるということが

その人の技術。

 

私もまだまだ発展途上。

頑張ります。