dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

四頭の馬

私は、海外ドラマを見るのが大好き。字幕で英語の発音を学ぶのも吹き替えで声優さんの声を楽しむのも好きです。現実に起こりそうなストーリーに共感したり、ストレートな言葉のやり取りや展開のテンポも好きなのです。タフな女性に憧れるし、個人の主張がきちんと尊重されたり、価値観の違いも受け入れられるところとか。哲学を学ぶ習慣がある文化にも感動します。

 

大好きなドラマの一つが「ボディ・オブ・プルーフ/死体の証言」というドラマ。ミーガン・ハントという女性検死官の知的で優れた観察力や洞察力、勇気ある行動はとっても魅力的です。

 

彼女の台詞に、

「素晴らしい馬は鞭の動く気配を感じて走り出す  良い馬は軽く鞭を当てれば走る

ダメな馬は鞭で打たれるまで走らない

そして  悪い馬は頑固だから骨の髄に鞭が突き刺さるまで走ろうとしない」というものがあります。

 

これは、お釈迦様が弟子達に話した四種の馬についてのお話です。鞭に触れようが触れまいが、毛に当たろうが肉に当たろうが骨に響こうが、骨まで届く痛みを鞭が振るわれていることから理解しているのです。四つの馬がどのようにして気づくか。気づくことが大切なのでしょう。気づけば変われるというメッセージ。本当の解釈は、異なるのでしょうが、私は何にでもダンスに繋げてしまうので・・。鞭をリードと解釈しました。

 

師匠に、「君は相手を感じる能力がある」と言われたことがあります。リードを受けること、リードを受けてパフォーマンスすること、フォローすることがダンスでは大切です。レッスンを受ける人に同じことをしても感じない人がいるのだとか・・。手が触れる角度から、センターの向きから、身体のどこが変化しても反応出来る。とても大切なことです。全身にアンテナを張って感度を上げておく。どんなリードにも応えられるよう肉体を鍛えておく。更に、リードをきっかけにどんな表現が出来るか。人生経験を積み、感受性を磨き、表現力を高める努力も必要です。

 

「ほとんど何もしてないのにラインを作れてる」とか「その動き、どうやってしてるの?」と師匠を唸らせることがまた出来るように、素晴らしい馬のように感度を上げておきたいものです。