中国の偉大な思想家、孔子。私が40歳になったとき、これからの人生はどうしたいとか、こう決めたとか言っていると、知り合いが孔子の言葉を教えてくれました。
子の曰わく、吾十有五にして学に志す。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳順う。
七十にして心の欲する所に従って矩をこえず。
思うままにふるまってそれで道を外れないようになる、ありのままに生きても良い行動が出来るようになる。常に意識し続ける必要があるということです。
私の思考の根底にはいつも感動を与えるダンスを踊るためという考えがあります。ダンスは、見る人が見ると、知識や技術、努力の量や生き様、人生観など、フロアに立ったときに全てが見透かされます。人生から無駄を削ぎ落とし本物だけ、大切なものだけを残す。積み重ねたものが自然になるように美しい言動を習慣にする。常に意識するとは、常にダンサーでいるということ。理想です。
「40にして惑わず」
誰に何を言われてもぶれなくなり、しなやかにもなれる年齢。とても大好きな言葉で、しばらくは座右の銘になりそうです。