ボールルームダンスが他のダンスと違って止められない理由が私には2つあります。ひとつは、カップルで物語を表現でき、リードアンドフォローによるパフォーマンスが表現の幅を広げるということ。もうひとつは、人間の身体のしくみが効率的にいかされる、連動した動きであるということです。
もともと、看護師の勉強をしていたときから解剖や生理学が好きでした。今ではキネオロジーの本が宝物。
先日のレッスンで、コーチが「足を出すときに身体がどのように変化しているか?」と言いました。いきなり足に体重を乗せるということはあり得ないのです。股関節や肩甲骨、ボディの筋肉が準備を始め、足が出ていきます。「ラテンではやっているだろう。スタンダードも同じだ。」と。私は反応が悪いので、言われたときはピンときません。腸骨の高さが変わる自覚はありましたが、他にも色々なところが動いている・・。
感覚としては、お腹の中の方が安定する感じと足の中に身体が埋まっていく感じ。エネルギーが中心に集まるような。
目に見えないところが動き出すとダンスの質が上がり、オーラが変わるとか。
集中力がいるのです。
準備をする準備がいりそうです。