フロアでただ棒立ちになり、ただ手を出す。そこに意思がなければダンスに魂は感じません。フロアに立ったとき、背骨が正しい位置に積み重なっているか、ボディトーンは保たれているか、相手を引き込む準備が出来ているか、指先まで意識があるか・・・。などなど、チェックポイントは沢山あります。これらのルールをものにして始めて美しい一歩を踊り始めることが出来るのです。インナーを強化するトレーニングをひたすら行っているトッププロもいるとか。土台が大事ということです。
どういうダンスがしたいのか。
強さをアピールしたい?楽しさを表現したい?悲しみを噛みしめたい?それともスピード?パワー?正確さ?
フロアでは丸見えなのです。迷い、自信のなさ、緊張などを感じさせないダンサーでいたいものです。
師匠が、自分の動きが女性を美しく魅せることに影響すると言っていました。男性のリードがあって女性はフォローが出来るのです。女性を美しく見せたければ男性が美しく立つ、トップを開きたければ男性が相手から離れて女性を開くよう誘導する必要があるのです。
調和のとれた美しいダンスはカップルの動きがワンピースです。お互いがお互いを感じて、シンクロするような感覚が必要です。相手を尊重することが大切なのです。
どんなダンスを踊りたいのか。自分の好みを目指して良いのです。そこに意思があれば、感情があれば、情熱があれば、見ている人に伝わるのですから。