インナーマッスルの強化の大切さは誰もが理解していると思います。身体の中心を日頃から使っていれば、それだけで鍛えられるのですが、そこは伝わりづらいです。身体の中心軸を感じているか、真っ直ぐ立つことができないひとが多いのです。それはさておき、私が効率よくインナー強化出来る最も効果的な方法だと思っている動き、それは回旋運動。
背骨は前後左右の動きだけではなく回旋運動を行うことが出来ます。この回旋運動、脊椎の一つ一つを意識していくとで、深部の筋肉が反応するのです。脊柱起立筋を使うことが効果的にインナーを強化する方法なのです。捻るという動きなので、どこかを止めてどこかを回旋する必要があります。例えば、肩を動かさずに頭を右に回したり、骨盤を動かさずに胸椎を回すという動き。回そうとするあまり軸が傾いたり、動いてはいけないところまで捻ってしまったり。これでは効果がないのです。まず、軸を作るとことから始めて、背骨一本ずつ動かしていく。ゆっくりで良いのです。徐々に可動域は広がっていきます。
頸椎45度、胸椎35度、腰椎5度回旋が可能です。どこを動かしどこを止めておくかの組み合わせは無数にあり、その場所によって反応する筋肉を選択出来ます。さらに、回旋運動には腹筋群、背筋群も動員させることになるので体幹の強化に繋がるのです。
回旋運動は最強のトレーニングになるのです。
