ダンスをしている方だけでなくスポーツされている方、楽器演奏者、オペラ歌手などなど、色んなジャンルの方々に共通しているのは身体の軸、バランスだと思います。
意識していなくても染み付いているなと感じた出来事がありました。
ある雨の日、私は長靴を履いてバスに乗っていました。バスを降りるとき、出口の階段に長靴のヒール(ゴム製です)が引っ掛り、足が縺れたのです！両手に荷物を持っていた私は、荷物の手を話して地面に手を着くか、顔面から地面に着くかくらいバランスを崩しました。こういった危険に遭遇したとき、スローモーションのように時間が過ぎると言いますが、まさにその通り。色んな事が頭を駆け巡り、血だらけの自分を想像してバスから転落することを受け入れていました。バスの運転手さんも視界から私が消えて驚いたようで、｢大丈夫ですか！!｣とマイクがついてるのに大きな声で叫んでました。
そこで奇跡が起きたのです！
自分の身体が前方に半分は倒れたのに、引っ掛かった足の上でバランスを取り、曲がった膝を伸ばして身体を起こしたのです。これは、無意識に真っ直ぐ立つことが習慣になっている反射的な反応でした。脛に傷は出来ましたが、無事にバスから降りることが出来たのです。とっさの身体の反応に感動です。
ダンスやってて良かったと心底思いました。
凄くないですか？
バランス、大事です。
