dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

ボールの回転

師匠に「女性の仕事はスイブルだ!」と言われたことがあります。男性が示す方向にボールを回転させて行き先を決める。ダンスのリードを受ける側は予測する力と男性がリードした分量とプラスアルファのパフォーマンスが求められます。

 

進行方向に爪先を向ける、それは軸や骨盤(ボディの土台)を移動させるため。土台を決めることで上半身の表現の幅が決まるからです。

 

さて、ボールを回転させるという重要な師匠のアドバイス。スタンダードでもラテンでも求められるボールの回転は重心がどこにあると行いやすいか。ジャンプ出来るところが適切なバランス。スタンディングポジションです。ですが、ボールを回転させるときにはそれは当てはまらないと気づいたのです。ジャンプしながらでもボールは回転します。ですが、身体の他のパーツは表現出来る状態にはなりません。ボールが回転するときはヒップ、骨盤がヒールに向いているときなのです。ラテンで股関節が伸展しているときでもスタンダードで股関節が屈曲しているときでもボールが回転するときには重心がヒールにあるのです。音にすると短い時間であることが多いです。スタンダードではお尻を意識すると上手くいきます。ボールバランスでその場で回転しようとすると股関節が伸びきって突っ張りバランスを崩しますが、ヒールに重心をおくとクルクル回ることが出来ます。

 

おぉぉぉ~。

出来るようになって、動きが分析できて、言葉にすることが出来る。師匠が発した言葉の一つ一つ、しっかり活かしたダンサーでいたい。感じる、考える、踊る・・。ダンスは本当に面白い。色んな切り口で楽しめる素晴らしいものなのです。本物に師事せねば解ることはなかった。私は恵まれています。感謝。