dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

ダンスを始めたきっかけ

私がダンスを始めたのは20歳の頃です。社交ダンスを見たことはありませんでした。周りに社交ダンスをしている人もいませんでした。職場の先輩が新聞の折り込みチラシにダンススタジオの広告を見つけて持ってきたのです。職場の先輩と言っても私の母と同じくらいの年齢です。若い頃に流行っていたけれど、子育てで忙しく踊れなかった、子育てが一段落したからやってみたい、見学に行くから付いてきてと言われたのです。

 

当時の私は社交ダンスを知らなかったので、社交ダンスのイメージはお年寄りの公民館活動というくらいのものでした。先輩のお誘いを受けても気持ちが乗らず断ろうと思っていたのですが、とても踊りたそうにしていたので渋々ついて行くことに。

 

スタジオは広々としていて鏡があり、無料レッスンと初級のサークルが行われていました。20代の女性もいて社交ダンスの印象も変わりました。同世代の人がいるとホッとします。スタジオでは、見学に来たと言っても踊れないと言っても強引に生徒さん達の中に混ぜられ、先生がステップを解説したと思ったら、男性と女性が向き合って列を作り、一曲踊ったら次の男性へと次々に踊らされたのです。ブルースとマンボが無料レッスン。次のクラスではタンゴとルンバが踊られました。今でもよく覚えています。若者がバリバリ踊れるのは違和感がなかったですが、年配の方々(60歳前後に見えました)がスイスイ踊るのです。びっくりでした。私は全身に力が入り、初対面の人と踊ることにとても緊張していました。普段履いていなかったヒールを履かされて、グラグラとバランスを崩し、立っているので精一杯。次は右足?前進?後退?考えたって解りません。どっちの足を出すのか迷って、踏ん張って立ってたような・・。ダンスを見たのも初めてです。そりゃそうでしょ。その日のことは、ただただ疲れたと記憶しています。

 

そんなに疲れたのに、全然踊れなかったのに、何故私がそのスタジオに通うようになったかというと、ただ悔しかったから。パッとしないおじさんに「腰が引けよるね~」とダメだしされたり、相手の足を踏んだり・・。くっそ~!!っと思いました。私は負けず嫌いだったのです!

それから、毎日スタジオに通うようになりました。スタジオのオーナーに世界チャンピョンのビデオを見せていただいたり、競技会に連れていって貰ったりして、ダンスの素晴らしさに感動を覚え、徐々にダンスにのめり込んでいったのでした。

 

最初に感動して泣いたベーシックルンバは忘れません。いつか私もこんな風に見てる人に感動を与えたい。そう思ったのです。今でもその目標は変わりません。そのためにダンスを、ボディメイクを、自分研きを続けています。ダンスに出会って良かった。誘ってくれた先輩に感謝です。