dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

本当のこと

オブラートに包んだ

本心が見えにくい表現は嫌いです。

でも、事実だからって

ガンガン攻め立てられるのは辛い。

本当のことは傷つくものです。

 

海外の選手にレッスンを受けると

出来ていないところをストレートに

言ってくれます。

それは上達して欲しいから、

上達のために必要な

相手のことを思っての表現だから

受け入れられます。

愛のある言葉だから。

 

正論や正義を相手に押しつけることが

たとえ事実だったとしても

 

現場は教科書通りにはいかないし

人の気持ちは変化し移り変わるものだし

価値観も人生観もそれぞれです。

 

人は信じたいことを信じ

信じたいことを聞く傾向があります。

 

正しいか正しくないかより

自分の心が動くかどうか。

 

私も若い頃は

倫理や正義、正しいことに従うのが当然だと思っていました。

特に人をまとめるのに正論を振りかざすのは効果的です。

ただ、すべての物事には当てはまらないし

正論が通らないことがあるものです。

 

以前勤めていた職場の先輩に

「正論は通らない」と言われて

納得がいかなくて、許せなくて

転職したことがあります。

何のために頑張っているか解らなくなったのです。

当時の私は正論を通したかった。

正論が通らないことの意味が解らなかったのです。人としてあるべき姿、理想像を崩せなかった。

 

白黒ハッキリしないと気が済まなかった。

情熱がそうさせていました。

 

人は生身の人間で

いつも完璧というわけにはいかないし

その時々で状況も気持ちも移り変わり

とても不安定。

時には流されたり

濁したり

巻かれたり

 

柔軟になることは大切なこと。

気づくまでに時間がかかりました。

 

周りのひとの気持ちを受け入れながら

人を正しい方へ導ける人もいます。

 

人に気持ちを伝えるのは難しい。

希望を持たせながら辛い事実を伝えるのは

とても技術がいることです。

どんなことも

上手に伝えられるようになりたいと思います。