ダンスでは、上達のために毎日ウォークの練習が必須です。
ウォークが全てというダンサーもいます。
ウォークには、身体の使い方の全ての技術が求められます。
ウォークで身体操作のレベルを判断することが出来るのです。
脚を一歩出すときの重心の位置、足の裏の使い方、指の開き、ボディとの連動、
背骨の利用、胸部やヒップの操作、通過するライン・・・
たくさんのことを考えながら行っています。
自分の練習のときだけでなく、道行く人のウォークを観察するのも好き。
歩くということをいかに美しく行うか、
意識しながら歩いているひとはどのくらいいるだろう。
動きがナチュラルになるまで、とてもたくさんの時間を費やす必要があります。
美しく歩けない人に美しいダンスは踊れない。
２足歩行を行うのが当たり前で、無意識で、当然のように出来ていると勘違いしてしまうけれど、
動きを細分化して、統合していく過程で、片足で自分の身体を支えることの重要性に気づきます。
脚を後ろから前に振りぬくとき、
片足立ちになり、センターにすべてを集め、そのあとに開放するという動作が必要です。
一歩にはたくさんの動作が含まれている。
片足で自分を支えることがとても大切。
細部に神宿るとはこのことだ。
あらゆることを追求する姿勢。
上達するために大切なことだと思います。
今日も練習頑張ります。
