dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

動作の質は継続した練習でしか手に入らない

ダンスは単にステップを踏むだけではありません。

ステップを楽しむという方法もありですが・・・。

 

キャリアが長くなるにつれ、

仕組みを理解するにつれ、

自分の身体をいかにコントロールするかを重視するようになってきます。

 

それが、表現することに繋がる、質を高めるということに繋がるからです。

 

以前、海外の選手にレッスンを受けた時、

教科書に全て書かれてあると言われました。

 

ステップの解説は教科書に書いている。

そうなのです。

 

文字を身体の動きに当てはめる。

この練習が最も大切。

基本を飛び越えて上達はありえないからです。

 

横少し後ろとか横少し前という表現がされていることが多いです。

横少し後ろというのは二人で踊っているスタンダードの常套句。

横と少し後ろは全然違うのです。

それは、相手を引き寄せる、迎え入れるために必要なスペースを生み出す、

誘導するために必要な角度なのです。

 

ダンスを始めたころは、細かな指摘を面倒だと思っていました。

でも、言い続けられるのです。

とても重要だからだと思います。

 

言われ続けて、練習し続けて、ようやくその大切さに気付くようになりました。

ダンスのキャリアが20年経ってようやくです。

 

ながい。

ながいけど、すぐに解決できないから面白い。

続いた理由でもあります。

 

出来ていると思ってレッスンを受けても

指摘されることは増えていく。

 

要求度が高くなるということは、成長している証かもしれません。

 

出来るようにならないから面白い。

簡単に出来るようにならないから続く。

探求心、好奇心が刺激されるのです。

 

ダンスは本当に良く出来た仕組みを持ちます。

人間の身体の機能をくまなく使うという運動と

人生経験や人間性を投影し、感情を揺さぶることができるツール。

古代から踊られてきた意味はここにあると思います。

 

ダンスに出会えてよかった。