人の死に遭遇すると、生きること、死ぬこと、人生について考えるきっかけになります。
今日見送った方は、「ここで死ぬ」と言っていたのです。希望通りになりました。嫌な治療は受けず、自然に。大好きなカルピスを最後に飲むことも出来ました。沢山の人に囲まれていました。一旦止まった心臓が主治医が来ると動きだし、大好きな医師に最後の別れも出来ました。長期の入院生活は大変な思いもしたでしょうが、羨ましいと思いました。
誰かの本で、死に方は選べないけれど、生き方は選ぶことが出来ると読んだことがあります。その本を読んだあと、私は心の望む通りの選択をするようになりましたし、興味のあることに関わるようにし、会いたい人には会いに行くようにし、ポジティブな情報をキャッチし、自分にプラスになることを取り入れて生きるということを意識しています。
突然死が訪れることもあれば、長い闘病の末にと様々でしょうが・・。本当に死に方は選べないのでしょうか？死に方と生き方は似ている気がします。今日見送った方は、人に頼らず何でも自分でしようとする頑張り屋さんで、好き嫌いもハッキリとしていたし、決断力もありました。ちょっと強情でしたけど。人生をそのように生きてきたその方は、死に方も潔い感じがしました。ありのままを受け入れていたから。
自分の力が及ばないことは、逆らわず、自分で選択出来ることはきちんと意思表示する。彼女のその生き方が、死に方に繋がっていたと思ったのです。何かを引き寄せたような。
生まれてきたことに感謝しています。精一杯自分の人生を味わいます。悔いのない選択をしていきます。生命について考える機会をくれてありがとうございます。
