dancemode’s blog

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背中

師匠が、女性のボールルームダンサーは背中命と言います。スタンダードもラテンも肩甲骨を動かし、ヒップやボディのローテーションで背中と腰回りを使うので、正しく踊っていれば自然と筋肉がつき、無駄な脂肪はなくなります。

 

師匠はジャッジするときにも背中の動きを重視するそうです。立体的な動き、ナチュラルな動きには背中の筋肉が使われないことがないからです。背中の開いた衣装を着ていても美しく鍛えられたライン、肩甲骨の動きが見えない選手にはポイントを入れないとか。え?っていうくらい肉が固まってる人多いですよね。動いてない証拠です。悲しいことに以前、私も肩甲骨と思って動かしていた所が肩だったのでよく解ります。なぜ誰も言ってくれなかったのでしょう。身体の分析が出来る人に出会っていなかったのです。自分もそういった切り口でダンスを理解していませんでした。

 

私は、毎日通勤で歩くとき、職場で歩くとき、とにかく歩くときはいつもラテンの動きを意識するようにしています。セミプロの私は練習時間がプロより少ないからです。師匠に出会うまでは、正しい踊り方を理論付けて教えてくれる人がいなくて、間違って解釈したり覚えていることが多く、今は修正作業が大変です。早くここに来れば良かったとレッスンの度に思います。

 

近頃、自分の背中を鏡で見たら、本当に無駄な脂肪がなくなってきました。肩甲骨が綺麗に露出しているのです。嬉しい。肩甲骨の下にはまだ少し要らない脂肪があります。これはおそらくボディローテーションをもう少し高い位置で行えば取れるはず。

 

自分の身体に向き合って動きを修正する作業は、とっても楽しいのです。なぜなら、筋肉は裏切らないから、結果を必ず出してくれるからです。

 

背中、命です。