私がダンスと出会ったのは20歳の頃。感動で涙が出たのを覚えています。綺麗に踊れるようになりたくて、いつか私も誰かを感動させたくて踊ってきました。
お仕事をしながら競技に出ていた頃は、身体を壊すなんて思わなくて、睡眠時間を削って踊ってました。身体が弱かったので、お陰で体力がついたのですが、やっぱり無理してると身体は壊れます。なので、自分の身体と相談しながら続けています。大好きなことは、止めるという選択は出来ないし、大好きなことだから拘りたいとこもあります。
結局、私が行き着いた自分のペースは、一曲一曲大切に仕上げること。一年かけて一曲を創ることなのです。たまに、ガンガン練習してる人、リーダーさんがいる人を羨ましく思います。喧嘩しながら練習してるカップルを見ると勿体ないな~って思っちゃいますけど。
競技に出て、パーティーで沢山デモをさせて貰ってたときは、自分の踊りが使い捨てになっているように感じていました。次々にイベントがやって来て余裕もありませんでした。そんなんで踊っても良いものが生まれるはずないのに。
今は、自分のペースで、好きな曲で、好きなダンサーの指導を受けているので、心も身体もとても満たされています。一曲一曲残していきたい。ダンスの質、表現に拘りたい。私にしか出来ない踊りがしたい。いつかかっこよく踊れるようになりたい。本物のダンスを皆に伝えたい。
踊る目的、続ける理由は人それぞれだけど、ダンスをやってて良かった、続けてて良かったといつも思います。
ダンスは、本能です。衣食住と同じように、生理的欲求と同じように 、生活の一部。私の一部。私そのものなのです。
どんな形でも踊れることに感謝なのです。
自分らしく続けられるって最高なのです。
これが私に合ったやり方なのです。