dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

いくつになっても、どこにいても

入院患者さんに片麻痺で車イスで70代の女性がいます。彼女は毎朝、起きたら眉毛を書きます。

 

私もお化粧しないと朝が来た気がしません。付け睫もしちゃいます。付け睫はダンスで覚えたのですが、付けていない顔は自分でない気がするほど付けることが習慣になりました。ダンス歴も20年越えましたし。

 

話を戻しますが。入院患者さんは自分の見た目に拘らなくなります。そんな中、眉毛を書く姿に関心と感動を覚えました。日常生活の一齣がとても意味にあるものに感じるのです。小さいことを続けるのは美徳だと思うのです。元気なときも病気のときも大事にしていることは変わらないのです。看護師は病気だけでなく、患者さんの生い立ちや生活の質、人間性や人生観など細かな情報も活かせる、活かさなければならない仕事です。看護の質って小さいことに気づけるかだからです。

 

近頃、手の動きが思うようにならない彼女。眉毛を書いているかが元気かどうか知る彼女のバロメーター。「眉毛書かないの?」と声をかける私、「書いて。」と頼む彼女。他の人より信頼されてる気分になります。烏滸がましいかな。

 

嬉しそうに鏡の前で笑う姿に元気を貰う私。この仕事が出来て、させて貰えて感謝です。

 

大事にしていることを見抜く楽しさ、理解する喜び。いくつになっても、どこにいても、どんな状況でも大事にしていることは、その人を強く元気にさせます。

 

私はダンスやな。