先日
患者さんが亡くなりました。
他の病院で専門的な治療が必要で
転院したのです。
「どーもない」と言いながら
いつもと変わらない態度の患者さんでしたが
「頑張ってね」と声をかけたのが
最後になってしまいました。
高齢の方だったので
何があってもおかしくないと
頭では解っています。
個性的な患者さんで
スケベで
女性に高圧的で
甘えん坊で
几帳面で
口が悪くて
存在感があって
色々思い出の多い人でした。
看護学生の時
普通にご飯を食べていた患者さんに
「また明日ね」と声をかけて
次の日病院に行ったら
亡くなっていたことがありました。
昨日はあんなに元気に笑って
手を振ってくれたのに。
ベッドが空になっていて
びっくりしたのを覚えています。
毎日生きているのが当たり前じゃないとか
健康が当たり前じゃないとか
知っていても忘れて過ごしているけど
誰かが亡くなると
毎日大事にしないといけないとか
出来ることはしないといけないとか
いつも笑顔でいなきゃとか
色々思います。
師匠みたいに
愛に溢れた人でいたら
後悔しないと思うのです。
自分のことも
関わる全ての人にも
まずは自分が満たされること
幸せに生きること
一つ一つ大事に丁寧に過ごしたい。
沢山のことを教えてくれました。
これからも勉強します。
愛のある看護師でいられるように。
愛の溢れる人でいられるように。
