dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

放尿

認知症の患者さんは

おトイレの場所が解らなくて

覚えられなくて

おトイレでないところに

排泄してしまうことがあります。

 

排尿パターンが解るまで

活動、睡眠パターンが解るまで

対応に悪戦苦闘するのこともしばしば。

 

シーツやパジャマを一晩に何度も交換したり

オムツを外して排泄する人をシャワーで

洗い流したり

タイミングも色んなことと重なったりして

悲鳴をあげる職員もいます。

 

私は色々試すのが好きなので

いかに誘導を上手くして

汚染を防ぐか

時間の工夫、声かけの工夫、場所の工夫

対応の工夫など

どうしたら上手くいくかいつも考えています。

 

患者さんも職員も負担のないように。

 

人間相手なので

いつも上手くいくというのはないけれど

上手くいったときの喜びは半端ない。

 

放尿という問題行動も

工夫すれば防げると思っているので。

これが対応力、看護の質だと思います。

 

問題ばかりに意識を向けず

解決に向けた思考が大事だと思います。

 

理解しようとすること、そこからです。

 

夜勤で

廊下をウロウロし始めたり

夜中に起きてそわそわしてる患者さんに

おトイレ?と声をかけると

よく解ったねと返事が。

そりゃ、いつも貴方を見てるものと答えると

患者さんが笑顔になりました。

こういうのが喜びです。

 

おトイレでなく

便所に反応する人、おしっこで反応する人

色々です。

表現一つをとっても大事な技術です。

患者さんの反応を見逃さない。

全て意味のあるものに。

 

今日も患者さんの笑顔に救われました。