dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

お見送り

亡くなった患者さんを見送りました。

 

不思議なもので

患者さんは

受け持ちの看護師がいるとき

寂しがり屋の人は

職員が沢山出勤しているとき

忙しい時間を避けてくれたり

選んでるなと思うことがあります。

 

今日は入院期間が長い患者さんで

受け持ちの看護師

相性の良い看護師

入浴日で職員が沢山いて

主治医もいて

休憩時間にかからない時間に

心臓が止まりました。

 

ずっとそばで声をかけることが出来たし

ずっと手を握れたし

綺麗なピアノの音楽を流せて

お化粧が得意な職員もいて

滞りなく

お互い後悔のないような最期だったと思います。

 

ご家族も高齢で

配偶者にも子供にも先立たれ

病院の職員が家族のような存在でした。

 

病院がお家のような感覚になっていて

本当は望ましくないのだろうけど

 

病院が好きな患者さんだったので

満足しているのではないかと思います。

 

ただ、病院だと自宅とは違って

なにもしないわけにはいかず

点滴を持続で行うので

輸液量を絞っても

最期はパンパンに末梢が腫れてしまいます。

これからの課題です。

何を良しとするのか。

 

お世話になった身体を

出来るだけ美しい状態で

最期を迎えたい。

人生会議を

意思表示がしっかり出来るときに

患者さんとしておかなければと

改めて思いました。

 

一人一人の命に

しっかり向き合える看護師でいたいです。

 

ご冥福をお祈り致します。