dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

決断

私は何かを選ぶとき、決めるとき

あまり迷うことはありません。

 

子供の頃は優柔不断で

ノート1冊選ぶのに1時間かかることも

あったそうです。恥ずかしい。

 

自分らしさを追求し

自分の主張を発信し

問題を解決する思考を習慣にし

職場で看護観や業務について

説明や指導をする立場で

ダンスでも何百人の前で物語を表現したり

レッスンで技術を提供したり····

環境によって

決断力が身につきました。

 

いつも何が最善か

考えるようにしています。

 

今日

患者さんのご家族と

患者さんの最期について話し合いました。

 

コロナでしばらく面会が出来なかったので

その間に

認知機能は低下し

家族のことも認識できず

言葉も話せず

食事量の低下によって痩せてしまって

ADLも低下し

患者さんを久しぶりに見た家族は

その姿にとてもショックを受けたと思います。

 

思っているより衰えが早かったのか

それとも想像通りだったのか。

 

これから患者さんに何が出来るか

途方にくれているようでした。

 

どういう死を望んでいたか。

今出来ることは何か。

 

本人に少しでも永く生きてほしいという

ご家族の気持ちにどこまでこたえられるか。

 

人の寿命は

誰にも解りません。

 

涙を流して

選ぶことが出来ない家族に

これから辿るであろう経過や

覚悟しなければならないことを

説明しなければ

いけません。

 

医師の説明は大事です。

説明する側が迷えば相手も迷うのだから。

 

以前勤めていた病院に

家族への説明がとても上手な医師がいました。

 

どのくらいの確率で助かるか。

どの治療法があるか。

ご家族が負担にならないよう

どうやって最期を見届けるか。

自分の家族ならどうするか。

色んなことを想定して

家族の気持ちにも配慮して説明する医師。

とても勉強になりました。

 

決めるのは本人です。

本人が決められない状態なら

決めるのは家族です。

元気なうちに意思確認をしておくべきだし

迷う暇なんてないかもしれない。

後悔のないよう

一緒に過ごす時間は無駄にしてはいけないのです。

 

いつ自分に起きてもおかしくない。

 

いつもの毎日が来るなんて

思ってはいけないのです。

 

大事にして欲しい。

 

迷わず決められるように

家族のことを理解して欲しい。

 

いつも私は心がけるようになりました。

 

これから患者さんとその家族に出来ることを

ひとつひとつ考えて

誠実に

向き合っていきたいと思います。

 

これで良かったと思って貰えるように。