dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

最後の一口

最後まで口から食べ物を食べたい、

食べてほしいというのは

皆の願いだと思います。

 

嚥下機能が低下して

飲み込むことが命取りになる場合

何が正解か解らないことがあります。

 

患者さんは

自分が嚥下機能が低下していることを

自覚することが難しく

気持ちが先行して

口を開け

食べさせろと言います。

 

この一口で窒息するかもしれないのにです。

 

介助をする人間の判断や経験値、価値観によって日々決断の連続です。

 

ご家族は

自分が介助をして

危ない目にあったことなどないし

実際に窒息して

命を落とした人を見たことがないでしょう。

 

なるべく口からとは

本人が自分で食べれることが条件ではないでしょうか?

 

人は食べれなくなったら

死に向かっていきます。

食べれないということは

嚥下機能だけでなく消化機能や排泄機能などが

低下していて

食べられない状態になっているということです。

 

管をいれたり

輸液をしたりして

1日でも長く生きてほしい

という気持ちも解りますが

身体は負担で悲鳴を上げ

自然ではない状態で

苦しんで死に向かうことになると思えてなりません。

 

色々な死生観があり

本人の希望

家族の希望

病院職員の判断

正解などないけれど

 

私は自然に逝くのが

一番幸せだと思います。

 

死ぬ前最後に食べたいものは何?

と聞きあったことがあります。

 

普段食べれない高級品を選ぶ人もいれば

普段食べるものを選ぶ人もいます。

 

私は

温かいお味噌汁かな。

自分で食べれなくなったら

身体が受け付けなくなったら

それが最後です。

 

だから

毎日トレーニングをして

健康寿命を伸ばしたいと思います。

 

最期の一口を自分で選択して食べれるように。