dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

引っ付いて見える

スタンダードでは、男女が向き合ってボディをコンタクトします。このボディコンタクトを身体をぴったり引っ付けると解釈している人の多いこと。私もダンスを始めた頃、そう教わりました。普通に考えても不自然です。向き合って踊るというだけでも相手が邪魔に感じるのに、ボディを離すなと言われる。不可能ですよね?若い頃は先生の言うことに疑いなど持つこともなく、ダンスとはこういうものなのだと思っていました。

 

「平行」というキーワードを今の師匠に聞くまで、踊りにくさやステップの理解が出来ない状態が続きました。そりゃそうです。人間の身体は相手が前にいる状態で動けるような構造ではないのですから。でも、「平行」になるように、あらゆるパーツを変化させると男女が噛み合って引っ付いて見えるのです。コンタクトとは密着させるのではなく、コンセントのように噛み合っていること。張り付くのではなく凹と凸かはまるといった感じなのです。

 

 

このしくみ、この解釈、思い付いた人、考えた人は本当に凄い。これもダンスの魅力なのです。