スタンダードで男女がホールドして立つとき、どこを合わせる、コンタクトするでしょう？二次元の踊りになるな!と言う人がいます。そうです、立体的に見せることが大切です。それにより自分のスペースも広くなり、仕事量も増えて伸び伸びパフォーマンスすることが出来るのです。
ダンスを三次元にするには｢平行｣にすることがキーになります。手掌、頬、腸骨、足の爪先を男女平行にすることで奥行きが生まれるのです。師匠のレッスンを受け始めた頃、スタジオのコンセントがある場所に連れていかれ、凹凸合わせるからはまると説明されました。男女の関係がコンセントと同じなのです。平行に合わせる角度を共有することでポジションの変化や回転量、入れ替りがスムーズになります。かみ合う、はまるといった方が解りやすいでしょうか？この4点を平行にすることで、男女の関節の向き、動きが連動し、二人で踊っているのに、まるで一人のような一体感が生まれるのです。この調和が美しいダンスなのです。
二人で踊るという一体感があるダンスはボールルームダンスの最大の魅力だと思います。
