ボールルームダンスが他のダンスと違うところ、最大の魅力はリード&フォローです。
男性からのリードを受けて女性がフォローする。シンプルだけど、とても奥が深いのです。
初めてボールルームダンスを見た方は、｢初対面の人といきなり踊れるの？｣｢ステップ決まってるの？｣｢何で解るの？｣と不思議に感じるようです。
日本人は成人式にダンスパーティー、プロムなどの文化もないためカップルダンスが定着しておらず、知らない人と触れるなんて気持ち悪い、パーソナルスペースに入られたくないなどなど拒絶する方も多いです。
でも、最高のリーダーは、女性がステップなんて覚えなくたってリード出来るし、二人で踊ってるのに一人?と錯覚するほど良質なテクニックがあり、その快感は言葉では現せません。このようなリードをするダンサーは数えるほどしかいませんが。やはり、何でも一流が良いのです。それに触れて学ぶために、九州から関西に行く価値が、海外に一人で行く価値があるのです。本物のダンスは紳士淑女にしか踊れません。自分はそうなりたくて努力を続けているところですが。
学ぶほどに女性の役割の大きさを強く感じます。
｢強靭で色気のある足や足首、強くトーンのあるしなやかなボディ、上品でセクシーなショルダー、のびやかなスイング、明確なフットタイミングと美しいフットワーク、相手への誘導を含めたクレバーな入れ替りなどなど｣
これは私の師匠の理想のダンサー像なのでしょう。指導を受ける私もそうそうと首肯くボールルームダンスだけの魅力です。
エレガントで品格があり、志を強く秘めたパワーを持ったダンサーになりたいものです。
年齢を重ねても踊れるところが魅力でもあります。
良いダンスを発信出来るよう、心身ともに磨いていきます。
