前回、師匠のレッスンを受けたとき、肩甲骨の使い方が甘いと指摘されました。
悔しい。
わりと使えるようになってきたと自分では感じていたからです。
美しい身体のラインを作るためには、肩甲骨が正しいポジションに収まっていなければなりません。
正しいポジションとは、肘を後ろに引く格好で、肩甲骨が背骨に寄っているという状態です。
ダンスでは、これをフレームと言って、腕を広げて上に挙げた状態で行う必要があります。
スタンダートのダンスを踊るときです。
私は、師匠にダンスを習い始めたとき、
ヒールで立つこともできず、背骨の位置も適正でなく、自分の身体を自分で動かすことさえできませんでした。
でも、本物の言葉、本物の指摘を受け続けることで、
身体の正しい使い方を知ることができ、ダンスの仕組みと解剖学を融合させることが出来てきました。
完璧というわけではありません。
身体は日々老化、劣化していきます。
避けられないことです。
でも、これを最小限にしたり、遅らせたりすることは可能です。
身体を使い続けるということです。
生き物は、使わない機能は切り捨てるという法則があります。
無駄なエネルギーを使いたくない、効率が悪いことはしないからです。
私たちの身体はたくさんのエネルギーを使って動かされています。
身体操作が適正化されると血液循環が良くなり、より動かしやすくなる。
動かし続けるということがとても大切なのです。
肩甲骨をもっと動かせるようになる。
当面これが私の課題。
どこか、内臓が痛んでいるのかなと感じるくらいの背筋の痛み。
肩甲骨が使われたという証拠だと思っています。
痛みも機能維持、向上の証。
嬉しい痛みなのです。
今日も練習頑張ります。