私はダンス歴20年以上になりました。
ダンスを習い始めたころは、音楽に合わせてステップを踏む行為という認識しか持っていませんでした。
浅はかで、勉強不足で、何もわかっていませんでした。
ダンスが行為ではなく、その人そのものだということはトッププロが嫌というほど教えてくれました。
表現するためには確かな技術が必要です。
踊るためのルールも覚えなければなりません。
学問であり、芸術であり、生きるために必要なもの。
ダンスは解剖、物理、運動学の他にも音楽性、創造力、芸術性、人間力、品格が求められます。
人生や生き様がそのまま投影されるものなのです。
ダンスは、古代の遺跡からも踊られていたということが解っています。
古代の人は、今のように便利な世の中ではありませんでした。
いつも死と隣り合わせ、飢餓とも隣り合わせだったと思います。
ストレスが命と直結している。
こういう時代に、心をコントロールする、感情を排泄するための手段として用いられたのかもしれません。
雨ごいのための踊り、豊作を祈るための踊り、お祝い事や悲しいことを表現するための踊り。
生きるためにダンスは必要なもの。
本能。
感情を大切にしているダンサーは大好きです。
私もそうありたい。
感動を与えるダンサーになるのが夢だからです。
美しく、身体操作も完璧で、生きてきた人生の重みが投影されて、
一曲最高のパフォーマンスをして、感情に訴えかけるダンス。
感動を与えるダンス。
絶対に叶えたい夢です。
自分の心も身体も鍛えて磨き続けなければなりません。
今日も頑張ります。