レッスンは、自分の動きを修正したり、技術を高めるために大切な時間です。自分がレッスンをするときに、どのように伝えれば理解してもらいやすいかも学ぶことが出来ます。
言葉の選び方、身体の機能に対する理解、本物のダンスを感じてもらう方法などなど、沢山のことを考えさせられます。
近頃、テレビでボールルームダンスが取り上げられました。ダンスの良さを理解した人が番組を作っている訳ではないんだと思いました。スピードやアクロバティックな動き、筋トレ、運動のカテゴリーに分類されて、何だか悲しくなります。勿論、身体能力や筋肉は大切だと思います。でも、私が大切にしているダンスの魅力とは程遠いのです。
カップルのロマンチックな雰囲気、リードあってのフォロー、男女の役割の違い、正確さ、一体感や芸術性、衣装や髪型などのプロデュースの仕方、見ている人に何を与えられるかなどの要素が伝わらないのです。
トータルコーディネートされて初めてダンスが成立するのです。
相手に触れることでどのような化学反応が起きるか。ワクワクや感動、憧れ。ダンスって素晴らしいのです。
質を落としてはいけない、目指すところを間違えてはいけないのです。
本物を学べる環境に感謝。
私も本物を伝えられるようになりたいです。