ボールを投げたら放物線を描くように
高いところから低いところへ移動します。
投げる手はボールを投げる方向より反対に
一旦振った方が遠くに飛びます。
ダンスも同じです。
後退する時は一旦重心を前方へ移動、振ります。
前進する時も同じ。
いきなりその場から運動が発生するのではなく
反対にエネルギーを利用する。プレパレーションの根拠もそこにあります。
自分のウエイトの中、つまり足の中で
重心が上下左右に移動出来ること、コントロールされる必要があります。
私の足のサイズは24.5cmです。
その中を重心がはみ出さずに移動し
自分の中でライズを起こす必要があります。
タダその場でつま先立ちになることがライズではありません。運動の結果なのです。
重心を自分の足の中で左足小指側から右足の踵外側に斜めに移動したら、ヒップがスイングし、バランスを取るために左アームが上がるでしょう。その後右側に振られる。
アームはライズする方向に上がっていきます。
それに伴ってヒールが上がりライズが見えるのです。
アームは固まっていません。
常に動いています。
自分の中で重心を移動し
身体のパーツがどう変化するか
エネルギーに逆らわずにやってみると
驚くほどナチュラルな動きが生まれるはずです。
身体の一部だけ使うのではなく
全身連動しています。
身体のパーツがバラバラに動き
可動域が広く
背骨を正しく積み上げておくことが条件ですけど。
もっと自由に
コントロールして
ナチュラルに踊るべきです。
自分の中でライズを感じる。
リズムが表現出来るのです。
ゆりかごで揺られてる感じかも。
ライズは心地よいものです。