ボールルームダンスには10種目あって
それぞれ踊りの起源、発展に歴史があります。
人が生きていく上で味わう色々な感情を
全身を使って表現するのがダンスです。
どの種目も音楽性は大事ですし
どのように表現するかが最も必要な技術です。
身体操作は脳が行っています。
脳は深く解明されていない機能や働きがあって、日々研究が進められています。
昔は脳神経は再生されないと言われていましたが
最新の科学では、脳神経は筋肉と同様に
年齢に関係なく増殖するということが解っています。使えば使うほど進化するということです。
脳は視覚からもコントロール出来ると言われていて、眼から入った情報で脳の働きが変化するということが解っています。表情もその一つ。入ってきた情報から神経系に作用する。目の前に微笑んでいる人がいたら、こちらまで和む感覚は誰もが味わったことがあるでしょう。
同じように笑顔にするということは
脳神経から筋骨格系へ影響を及ぼし
リラックスさせる効果があるということです。
リラックスするということは、可動域が広がり
仕事量が増え、パフォーマンスが上がるということ。
耳からの情報も同じで、サンバの楽しいリズムを聴きながら人は泣くことは出来ないという実験もありました。
人は外的な要因に作用されやすいのです。
なので、表情からダンスを組み立てるというのは
とても有効な技術の一つなのです。
内側から
心から感じて表現することも大事ですが
外側から
表情、衣装、立ち振る舞いなどを追求することもとても大切なのです。
曲に合わせた表情から。
意識したいものです。