人は、自分の心を守るために感じないように感度を鈍くすることがあります。
私は看護師なので、白衣を着ているときは、冷静に判断しなければならないときがあります。
自分の感情に飲み込まれない、他の人の感情に飲み込まれない。
自分は自分でいることを大切にしています。
看護師は冷静な判断だけでなく、豊かな感受性も必要とされます。
患者さんの気持ちに共感したり、手を貸して欲しいという気持ちに気づいたり、
予測したり、関係を調整したりするという役割もあるからです。
コントロールできるようになったのは、
ダンスのお陰でもあります。
私は、わりと小さいことに気が付きやすい特性を持ちます。
だから、若いころは、人の言動に影響を受け過ぎて、一緒に落ち込むということも多かった。
でも、人に流されることのメリットはないのです。
だから、自分が正しいと思うほうへ、自分の理想の方へ向かうということを大切にしてきました。
ダンスでは、たくさんの人の前で踊るし、踊っている最中に予期せぬことが起きて
機転を利かせる必要があったりします。
ダンスを長く続けることで、身に付いた度胸があります。
小さなことでうろたえたり、動揺するのは、
経験が少ないから。
それに、失敗した経験が少ないからだと思います。
私は、たくさん失敗してきたし、思うようにならなかったこともたくさんあるし、
じたばたしても仕方がないということを知っています。
ダンスは人を感動させるものです。
自分が感動しなければならない。
曲に意識を集中させて、表現できるようになるまで、
自分の曲を集中して身体と心に刷り込みます。
感情は、自分で感じることも感じないこともコントロールできるのです。
芸能人の自殺のニュースを知りました。
以前の私なら、ネガティブな感情に飲み込まれて、どんよりして、未来に希望を見いだせない感情が
生まれたかもしれません。
でも、今は、他の人が同じようにならないように自分が出来ることをしなければならないと思いました。
精神科の看護師として、出来ることをしたい、そう思いました。
自分ができることをする。
自分が出来ることしかしない。
私は命の大切さを知っている。
時間が有限だということを知っている。
自分の命を意味のあるものにすると決めている。
精神のコントロールもダンスのお陰でできるようになっている。
ダンスはやっぱり凄いのです。
今日も踊れて幸せ。