dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

ダンスと脳機能

ダンスは、ステップを覚えるほかに、

相手の動きを察するということが必要になります。

感じるために五感を研ぎ澄ます必要があります。

普段移動は全身がほとんどだけど、後退する移動があるということも

ダンスをしない人よりも身体を操作する技術が鍛えられます。

 

人の身体は、脳によって制御されていて、

どのタイミングで身体のどの部分を動かすかや

姿勢を保持するための記憶、

音楽を感じて、どこにアクセントを持たせるかなど

たくさんの情報処理を行う必要があります。

 

即興で、ダンスを生み出すためには創造力も必要です。

 

ダンスは、脳機能を最大限に発揮していると言っても過言ではないと思います。

ダンスを踊るひとは、何歳になっても若々しく、疲れ知らずで活き活きしています。

 

音を感じたり、人に感情を伝えたりする能力というのは

すぐに身につくというものではないようです。

表現するということに慣れている私は、

見ている人がどう思おうと関係なく、自分の世界を貫くことができます。

 

友人にもダンサーがいて、

自分に自信がないと言っていました。

人の評価が気になるというのです。

 

人の評価を気にして自分らしくいられないというのは勿体ない。

私の友人は、人生経験が豊富で、それがダンスに現れていて、

どのダンサーよりも感動を与えると感じたショーがありました。

でも、自信が持てない、人に批判されたらくじけるというのは、

自分が確立出来ていないということなのかもしれません。

 

脳は、何かの刺激に反応するという場合と

外に情報を発信するという2つの情報のやり取りの方法があると考えます。

 

受ける

発信する

 

脳は騙すことが出来るので、

意識して、他者の評価を気にしないという選択が出来ます。

 

私も若いころは、ライバルにけなされたり、言動を批判されたことがありました。

私は自分の感情に正直なだけですが、そういう他者の意見で落ち込む時期というのはありました。

でも、キャリアを積むうちに、自分の技術の向上だけに意識を向け、

一曲一曲大切に踊るということを意識できるようになりました。

相手がどう感じるかよりも自分が何を表現するかということがとても大切だということです。

 

自信がないと言う状態でフロアに立つとそれも相手に伝わってしまいます。

絶対的な自信でフロアに立ち、曲に入り込む、没頭する。

それで生まれた作品を見ている人がどう感じるかは

自分のダンスにはあまり関係がありません。

 

万人に好かれるダンスというものは存在しないと思います。

それで良いのではないでしょうか。

 

感動を与えるのが私の夢ですが、

人の感情を動かすというのには自分の感情が最も大切なように思います。

自分が感動していなけれな、音を感じたり、感情を持っていなければ

見ている人には伝わらないのです。

 

心も身体も脳が制御している。

だから、どんな風に表現したいとか、どんな踊りがしたいとか

きちんとクリアにして、イメージを持ち、繰り返し練習をする。

それ以外、上達の道はないのです。

 

だから、私も練習を続けます。

脳を意識してトレーニングする。

とても大切なことです。