dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

ワトソンの教え

世界ラテンチャンピョンを10年間維持したブライアン・ワトソンとカルメンというカップルがいます。

私が、ダンスの世界に憧れを抱いたときにチャンピョンだった彼らは、私の人生にも大きな影響を与えました。

 

私は、ワトソンのレッスンを受けた時、

ワトソンが「ピュア・ダンス」「なんの混じりけもないピュアなダンス」を大切にしてきたという話をとても大切にしていると

伝えました。

 

その言葉で今まで踊ることが出来ているからです。

 

ダンサーの中には、軽蔑するような人もいますし、

どうして、この人が?という人にチャンピョンの商号が与えられていたりします。

日本はね。

 

勿論、素晴らしいダンサーもたくさんいるのですが、

私が本物に触れると決めるまでも時間がかかってしまって・・・

でも、その時間も全てを知るために必要だったと今は思います。

 

今、私はとても恵まれています。

世界チャンピョンのレッスンを受けれる環境にいるからです。

 

彼のピュア・ダンスという言葉にはとても価値があります。

自分のダンスの質を高いものにするために重要なキーになるからです。

 

私は、ダンスはその人そのものだと思っています。

ステップや技術だけではないということです。

 

この前、スタジオでレッスンをしていると、

大声でパートナーを怒鳴り続ける人がいました。

聞き苦しく、美しい曲が聞こえないほどです。

短時間であれば、我慢も出来ますが、長く続くとなると問題です。

 

私の生徒さんまで、動きが悪くなってしまいました。

罵声を聞きながら踊るというのは、とてもストレスです。

周りに悪い影響しかもたらしません。

 

私は、ダンスを踊る人がこのような気持ちでいるのは、

運営にも問題があるような気がしました。

 

フロアで罵声を浴びせると言う行為は、海外ならルール、マナー違反で、

外に放り出されるほどの行為だからです。

 

ダンスには心が大切です。

 

トッププロは、いつもパートナーに敬意を払います。

相手を尊重します。

フロアは、自分の意見を押し通す場所ではないのです。

二人で、作品を生み出す、表現する場です。

 

このような当たり前のことも伝えられていないスタジオ。

とても残念に思いました。

 

こういう人がダンスの価値や質を下げている。

 

私はそうなってはいけないと思いました。

ダンスは、美しい夢のある世界です。

人を元気に美しくするためのツールとして広げていきたい。

そう思います。

 

技術の獲得には、もちろん苦労も大変なこともあります。

他人と踊る、自分とは違う身体とコネクションが必要なので、とても難しい。

でも、言葉で解決できることはほとんどない。

頭脳と技術と練習でしかダンスを作り上げることは出来ません。

 

スタジオのオーナーには、こういう選手には心の在り方を指導してもらいたいものです。

 

ピュアでないとね。

ダンスは夢を売る仕事。

改めて考えさせられました。