ボールルームダンスのラテンダンスでは両足を揃えた時の爪先は1/8(45度)開きます。
ラテンダンスでは、「膝を伸ばす」「ニーバック」などと教師は生徒に言います。ヒールを履く女性の膝が曲がった状態だと美しくない、体重を移動するときのサポーティングフット(送り足)はピンと伸ばすものだ、ラテンはそのように踊るのだと・・・。
ダンスを習い始めた頃は、先生の言う通りにしようと身体のしくみ、運動のしくみなど考えることなく、見よう見まねで踊っていました。でも、人に教える立場になったとき、きちんと理由づけが出来なければ、納得できないし面白くない。ダンスをただの身体を動かす運動という切り口だけでなく、学問・芸術としても伝えられるようになりたいと思うようになったのです。
ダンスの教本には解剖学の知識がそこまで反映されていないのですが、筋・骨格キネオロジーの本には、関節の屈曲、伸展時の角度もきちんと説明されています。
ラテンで爪先が開く角度は、膝が伸びたときの膝下の外旋角度だったのです!
流石、ボールルームダンス。歴史が長いだけあって、科学的根拠もしっかりしています。こういう発見が刺激的で止められなくて続けられるのです。
幸せ💟