dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

センターを通過する

背骨を正しく積み重ね片足に体重を乗せているとき、身体の中心軸とは別に足の方にも軌道が生まれます。三輪車と同じ感じです。右のタイヤと左のタイヤはそれぞれ独立しています。同じように、背骨を中心に右の股関節と左の股関節が交互にバランスを取りながら軸を前に進めていきます。これがウォークをするときに大切なのです。更に、左の骨盤が後ろに使われると右側の胸が前に出ます。ボディクロスの原理です。斜めのラインを使うことでバランスを取り、エネルギーを生むのです。

 

右足から左足に働いている脚が切り替わる時、必ずセンターを通過します。ニュートラルと言われるところです。前頭面、矢状面、水平面の交わる中心、センターです。前進をするときも後退をするときも脚が寄ってくるときも一つ一つの動きが必ず通過する場所、センターです。ここを通過するには体幹が鍛えられていなければなりませんし、使っていると体幹が鍛えられるのです。

 

インナーが鍛えられると末梢はリラックスし自由に表現出来るようになります。エネルギーの発生はボディの中心から。この中心から胸、骨盤、腕、太腿、指先、足という風に波及していくのです。

 

先日、ダンボールを折りたたみながら荷造りをしていたら、力が強いと言われました。握力があると言われたのです。私は握力は強くありません。インナーを使い身体の中心から手を動かしているから強い力を発揮出来るのです。それが握力、手の力に見えたのでしょう。違うのにな~。全てのエネルギーは身体の中心からなのです。

弓道を教わった時にも同じことに気づきました。弓を引くのは指の力ではなく、肩甲骨を引くインナーの仕事なのです。そうでなければ遠くに矢を放つことなど出来ないでしょう。

 

センターの重要性は色んなところで実感します。話がそれましたが、ウォークで脚を出すとき、センターにエネルギーを集めること、センターを通過しているかがとても大切なのです。

 

動きにセンターがありますか?