dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

脊柱起立筋

脊柱起立筋がどこからどこまでの構成なのか考えたことがあるでしょうか?スタンダードでは、お尻から頭が伸びているのを感じてと言われることがあります。まさにその通りなのです。

 

脊柱起立筋は一対の大きな筋肉。脊柱の強力な伸筋。脊柱の両側にあるくぼみに位置します。筋は脊柱下方の大きな塊から上に伸び、3本の垂直な筋束に分かれます。腸肋筋(胸腸肋筋と腰腸肋筋)と最長筋群(胸最長筋)は胸部の肋骨に付着。棘筋群は正中近くに位置し、椎骨と靭帯だけに付着。側屈と回旋、脊柱の保護と安定に関わります。また、後深部脊柱起立筋群には高密度で感覚受容器があり、椎骨の正確な位置を検知し監視することに使われます。これらを制するものがダンスを制するといっても過言ではないというくらいの存在。

 

お尻から頭までの動きをコントロールするのです。お尻から頭まで繋がってるのです。なので、頭だけを反らせる、腰だけを反らせるという動きは厳禁。お尻から頭まで繋がっている筋肉を折るのは不自然だし身体を痛めます。回旋運動でボリュームあるラインを作ることが大切なのです。スタンダードダンサーの女性の写真を見ると反って見える人がいるようです。間違った解釈です。実際、反っている人もいますが、ただ身体を痛めつけるだけで、動きも連動していないのでナチュラルではありません。正しく身体を理解するとダンスって本当に良くできているし、身体に良いことだらけなのです。

 

師匠と踊ると深部脊柱起立筋が使われるのを感じることが出来ます。流石です・・。唯一無二の存在。味わえるだけで幸せですが、その技術手に入れたい、上達したいと欲深くなってしまいます。本物に触れるということは、なにものにも変えがたい価値があるのです。それが人生でたった一度でも一生忘れない衝撃があるのです。技術は、本物なら一度手にいれれば衰えることはなく、廃れることもなく、永遠のものなのです。価値の解る人でいたいものです。