寝たきりの患者さんに理学療法士が
他動運動してれば拘縮は起きないのだろうけど
していない患者さんは屈筋が優位になり
肘が曲がり膝が曲がり
関節が固まっていきます。
動かすのは大事なこと。
1日に一度でも屈曲と伸展を行うだけでも
その日の拘縮は防止できるとか。
ある患者さんの膝が曲がり固まって
足首が内側を向いたままで
常に足の指がマットレスに圧力を受けて
褥瘡が発生していました。
除圧をしなければと
膝下にクッションを入れることで
更に屈筋にストレスがかかり
股関節にまで悪影響が....
こういう場合、
膝と膝の間に枕を入れたほうが
膝下がリラックスでき
足の指を浮かすことが出来るのです。
一人一人に合った体位、枕の当てかたが大事。
こういう身体の筋肉や関節への
アプローチが得意になったのも
ダンスで身体に向き合ってきた、
身体の仕組みを勉強してきたお陰なのです。