科学が進歩して
脳さえ生きていれば
義体で修復が可能になるという映画がありました。
肝臓を傷めても取り替えたら
何も怖がらずにお酒が飲めたり
手や足を失っても
自分の意思で動かせる義手や義足が
出来る。
その映画では脳だけが自分のもので
首から下が義体。
現実になりそうな映画のストーリー。
ちょっと怖いけど。
私が看護師になったときは
一度死んだ神経は再生しないと習ったし
小脳も平衡感覚や運動神経の指令くらいで
情動や認知機能や構音、大脳へのパイプになってるなどの働きは解明されていませんでした。
どこががダメージを受けても
他の部位で新たな神経回路が
物凄いスピードで出来るから
病巣部位の機能は他の細胞が代償したり
訓練で機能が回復します。
使えば使うほど進化するとも。
父が脳出血で右半身麻痺になったとき
麻痺や拘縮、寝たきりなどの成り行きを想像したり、器質性の精神障害が起きたらどうしようなど不安に思ったものですが、毎日リハビリ、筋トレをしているので、日常生活は自分で出来てるし、感情もフラット。病気の前より穏やかで仏のよう。
弟の脳腫瘍の時も同じ。
毎日てんかんが起きて、それでも学校や仕事に通って、電車を止めたり、道端やショッピング中に突然倒れたり、薬の副作用で攻撃的になったり、色々あって、電話が鳴るたびに何かあったのかと心臓が止まりそうなくらいドキドキしていたものです。今はちゃんと生活出来てます。お仕事も。
母のがんも脳に転移してた。でも、生活に支障のある明らかな異常は起きませんでした。
大好きな人も脳出血だった。ちょっと感情の起伏が激しい感じはしたけど、お仕事出来てたしお喋りも歌も上手だった。
とにかく、脳の病気が周りに続きました。
図太くなった私の神経もあるけれど
教科書通りのことが起きるとは限らない。
脳はまだ未知の領域だと思います。
希望をもって自分を信じて生きて欲しい。
これから沢山
脳についてお勉強をしようと思います。
大丈夫だと言えるように。
一緒に乗り越えられるように。
先のことを案ずるより目の前のこと。
1つずつ、一歩ずつ。
信じて進む。
頑張ってる人が報われないなんて信じない。
皆、幸せになるために生まれてきたんだから。
人の身体は凄いのです。
命には意味があるのです。
生かされていることに感謝です。
皆が幸せになりますように。