身体を正しく使うことに喜びを感じます。動きの質は正確さだからです。世界チャンピョンもファイナリストも声を揃えて「繊細に」とか「足先の向きを正しく」とか正確さを大事に、最上位の目標としています。
知識がない頃は、進む方向の違いが解らなかったり、ちょっとくらいずれても気づかなかった。爪先の向きが全身に及ぼす影響は大きいのです。一歩足を出したときの上半身の使い方、肩甲骨の動き。これは丁寧にここまで使うのか？っていうくらい使う必要があるのです。そうすると動きが滑らかにサラサラして、そのうちキラキラしたオーラになります。
シャドウを毎日していても一歩一歩肩甲骨を限界まで使うと身体からミシミシ音がします。身体のコンディションは毎朝ヨガをしていても微妙に違います。食べ物や日常生活での身体の使い方は毎日同じと言うわけにはいかないから。意識しすぎ、練習のしすぎということはないのです。
いつも発展途上、もっと進化するという気持ちでいたいものです。こつこつ調整して気づいたら美しいダンスになっていた、という日が楽しみです。
