私は、ダンスが上達するようにヨガも行っています。
身体のラインを美しくしたい。
可動域を維持したい。
しなやかな動きを生み出したい。
デトックスしたい。
疲れを貯めない。
身体の歪みを無くす・・・。
などなど、ヨガにはたくさんの効果があるので、身体に向き合うというダンサーには必須のような気がしています。
実際に、毎日行うことで、心も身体もパフォーマンスを維持出来ていると思います。
ヨガは、継続することがとても大切です。
自分の身体と向き合うということ、
自分の身体を知るということは
出来ているようで、出来ていないものです。
なので、毎日自分の心と身体に向き合うという時間は大切にしたいものです。
ヨガやインドの伝統医学ではチャクラという言葉を使います。
これは、輪、車輪という意味があり、
エネルギーの循環を良くするために意識すべきポイントです。
７つのチャクラというものがあります。
身体の正中に足元から、骨盤、丹田、胃部、胸、喉、眉間、頭頂部と下から上に向かって
身体の位置を整えるという作業が大切になります。
一つ一つの背骨の位置を適正化するという作業は、時間がかかります。
私は、20歳からダンスを始めたので、
クラシックバレエを若いころから行っている人から見ると、
成長が遅いです。
でも、毎日確実にコツコツを積み重ねることで、
４４歳になった今、やっと意味が解るようになりました。
自分の身体を自分の思い通りに操作できるようになってきたのです。
完璧には程遠いです。
でも、解ったのです。
この７つのチャクラがどうして大切だと言われているか。
心と身体を繋ぐこと、目に見えないエネルギーに目を向けること、感じることの大切さに。
大地を感じ、自然を感じ、生きると言うことはどういうことなのかということを
考えるのではなく、ただただ感じるのです。
エネルギーの循環は不思議です。
自分の心が貧しいときには、貧しいものを引き寄せ、
高まれば高まった人を引き寄せ、
人に与えることもできるようになります。
人生経験も大切です。
辛い経験が人を強くし、小さい幸せを見つけられるようにしてくれる。
感じられるようになるのです。
痛みを知らなければ、本当の幸せを感じることは出来ないのかもしれません。
今、失敗することが良くないこと、恥ずかしいことのように思っている人が多いように思います。
でも、人は失敗からしか学ぶことは出来ないし、よりよい自分になろうと思わないのではないかと思います。
私も、与えられて育ったと思います。
与えられて育つと、与えられることが当たり前になり、
与えられないと渇望や不満、不安になると思うのです。
でも、失って、失敗して、当たり前が当たり前でないことに気づき、
今あるものを大切にできる。
人と比べるのではなく、
自分の心がどう思うか、どう感じるかが大切です。
チャクラを意識して、身体と向き合うことで、
たくさんのことに気づくことが出来ます。
結果はすぐには出ない。
でも、継続したら必ず変化と結果が現れる。
私もまだまだ続けたいと思います。
人生の最期を迎えるまで、
ヨガとダンスを続けます。
チャクラ、身体の中心、軸を大切に。
