dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

繰り返す

正しい立ち方、歩き方をするには、客観的に自分の身体を分析するしかありません。知識がある人に習う、自分で勉強して試行錯誤する、どんな方法でも良いと思います。私は、正しいポジションを定期的に師匠に教えてもらって修正しています。基本動作が出来ていなければ何をしても意味を持たせられないからです。

 

生活していれば動作には癖がつきます。利き手、利き脚と使う頻度に左右差があるでしょうし、身体は自分の楽な方へ楽な方へと自分の癖を作り記憶させます。まるで間違ったところが心地よい、正しいポジションであるかのように。この身体の記憶が厄介。一旦癖がつくと良肢位(正しい関節の向き、正しいポジションを解剖学でこう表現します)に戻すのにかなりの時間を要します。だって、身体は楽な方が良いから。実際は神経や血管、筋肉への負担が増して、年月が経つととんでもない症状を引き起こすのですが・・。今、大丈夫だから年数経って大丈夫ということはありません。高齢者がよく言われる年齢のせいだから、腰が痛い、膝が痛い、肩が痛い、頭が痛い、手が痺れる。これってほとんどが身体の使い方に原因があります!年齢のせいなんかじゃない、自分の習慣による身体の記憶のせいなのです。

 

施設で機能訓練指導員として働かせて頂いていた頃、編み物が趣味の方がいました。編み物をしているポジションで身体が固まっていて、腕も上がらない、上も向けない、肩甲骨は動かないなど、全ての関節の可動域が制限されて循環が滞り神経を圧迫し痛みが常時続いているのです。その方はマッサージを定期的に受けていましたが、治ることはありませんでした。恐ろしい習慣病です。気づいたときは遅いとはこのこと。

 

だから、私は定期的に自分の身体に修正をかけるのです。日々の努力と正しいポジションに身体を支えてくれる筋肉は裏切らないからです。繰り返し修正をかけて維持する以外方法はないのです。