dancemode’s blog

身体と向き合う毎日を発信します✨

外股

私は酷い内股だったとき、外股にしようと足を開きながら歩いていた時期があります。まだ身体の仕組みを勉強する前のことです。

足関節(足首)を意識して外に向けて歩けば内股が治ると思っていたのです。

無知とは恐ろしいとはよく言ったものです。足関節を外に向けて歩くことで膝も外を向いてしまって、膝を痛めたのです。膝の内側が伸びて違和感が出るようになった程度ですが。膝は機能的には蝶番関節に近く屈曲と伸展は関節の両側に同じ力をかけて動かす必要があります。私の間違った動きは、膝の内側が伸ばされ、力のかかる方向が変わってしまったことが原因で痛めたと考えられます。

 

以前、外股で歩いていた知り合いが膝の痛みを訴え、その方の歩き方は私と同じで膝下が外に向いていました。彼に膝の向きを正面に意識するよう歩き方を指導したら痛みがとれたとのこと。やっぱりね。

 

踵をつけて、足先が45度外側を向いているのが正しい立ち方です。ですが、足先が45度開くのは、股関節が外旋するからなのです。膝が正面に来るように曲げ伸ばしするために股関節が開く角度。膝が正面で屈曲と伸展が出来ることを基準にして足関節と股関節の開く角度を決めることが、関節を痛めずに歩く最大のポイントなのです。

 

一つ一つ関節には正しい使い方があり、全身に繋がっています。どこか一つでも間違えばちょっとずつバランスを崩し、どこかに負担がかかり、無理をする。それは時間の経過と共に変形や炎症、機能障害を引き起こします。

 

全ての関節を使いこなしたいものです。